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プーチンのロシア

メドベージェフが大統領になってもそう呼ばれるのね…

>NHK スペシャル プレミアム 揺れる大国 プーチンのロシア 第2回 失われし人々の祈り 膨張するロシア正教

経済危機後の社会不安から来る拡大していくロシア正教をテーマにしたドキュメント
ソ連邦崩壊前までは共産主義イデオロギーによる無神論、宗教は阿片だ(或意味正鵠を得ている言葉だと思うけど、ワシ的に)との言葉の下、弾圧されてきたロシア正教だったが、今やプーチン大統領の時から政府の援助を受け、教会建設や広報活動の支援などを受け、新生ロシアの精神的支柱として期待されているようだ
ソ連邦時代に迫害を受けたのも、ツァー(皇帝)より保護を受け、また教会の管理するオブシーナという共同体により民衆を監督していたことも、社会主義の実現として破壊しなければならなかったのだろう、と理解した
しかし、このオブシーナも復活して、市民に浸透していく組織として活動していた
困っている人たちに手を差し伸べて、信仰を広げていくやり方は何処の宗教団体でもやっているが…
アフリカでイスラム教が広まっているのもこのやり方だというし
彼らの信仰に関わっているのに二人の人物がレポートされていた
一人はソ連邦崩壊後に事業を立ち上げ成功したが、暴力的になり酒で刑務所に入って今はトラック運転手、もう一人はソ連時代にアカデミーで研究していた科学者
…沸騰都市のシンガポールで集めている科学者にもロシアや東欧からも来てるのかのう
気になったのはロシア正教会でやっていた、少年に対して元特殊部隊隊員を教官にしての軍事訓練と宗教の合宿だ
小学生から中学生くらいの少年達がAKを持って突撃訓練、コマンドサンボの格闘訓練と行う映像があった
これを観て、左翼の反戦の人々は如何反応するのか聞いてみたいな
少年の、信仰と愛国心の厚い人間は素晴らしい人間です、と目を輝かせて答えていた姿とかを観て、とかも
例えこちらが非戦の精神でも、愛国心と信仰から攻めろ、といわれて来ている彼らを止める理由にはならないと思うのだが…
ともあれ、ロシア正教が、誕生して時を経ていない精神的(保守的)ロシアを支えていくのだろうが、歴史を鑑みると組織として成熟を遂げたロシア正教と政府はいずれ利害は不一致になって行くと考えられるけど
まあ、かなり先の事か…
でも、宗教社会学として、ソ連や東欧社会主義国の崩壊からの東方正教会系の信仰の勃興はテーマとして楽しそう
是非、秀逸な論文とか著作があれば読んでみたいが…(出来れば日本語で(´∀`)ゝ)
誰か知りませんか?

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